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2024年05月19日
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Wacken Open Air 2009 帰国日

2009年10月18日
恐らくベッドか「洗髪乳」と書かれていたシャンプーらしきもののあるシャワーのお陰か
やたらと全身がかゆかった夜をなんとか乗り越えて、朝早くにホテルを後にした。

去年も今年も、チェックアウト時にはホテルのロビーが開いていないというやる気の無さだったので
結局は去年と同じ様にポストに鍵を放り込んでチェックアウトとしてやった。
朝の8時ごろという時間は本当に涼しく、爽やかな朝だった。
ぶらぶらと駅まで歩く途中、空き地のフェンスにMotorheadやThinLizzyのライブ告知があったのが本当にうらやましい環境だ。
IMG_1299.JPG


9時少し前にハンブルク空港へ到着して、出発便のカウンターを探し回ったけれども、これがなかなか見つからない。
大体同じぐらいの時間に来るであろう、同じ便に乗るひよ子さんも見つからない上に空港内の出発便案内板では9時にヘルシンキ行きの飛行機が出るようなことが書いてあった。

「11時発だから9時に到着すればいい」と、携帯に11時とメモしていた日程を見て前日のホテルで堂々と言い切ったのに
まさかこのままドイツに置いてけぼりか?と焦りながら右往左往し、ようやくチケットを見直したら何てことは無い。出発便が13時発だった。
IMG_1305.JPG
これは本当に焦る

11時にメモしていたのは、この時間を目処にハンブルク空港に到着すればいいというだけのメモだったようで …スケジュール管理は大事ですorz


結局、10時に13時の便への搭乗手続きが始まったので一番手でチェックイン。
一部の荷物やWacken村プレートが大きすぎて別口での荷物預け入れになったけれども追加料金は幸い発生せず。
身軽になったことと、しばらく時間が出来てしまったので、最後にもう一度ハンブルク中央駅へ行って相方さんのテディベア探しに繰り出した。

結局今回の行程でシュタイフ社の店にやってくるのは3回目。時間はあまりゆっくりできないながらも、やっと入れた店内を一通り巡って買い物を済ませてから、トンボ返りで空港へ。
去年はバスだったけれど、今年は電車が開通していたのが本当に助かった。今回は嫌になるほど中央駅から空港までの往復があったので、流石に次からも迷うことは無いだろう。

飛行機の出発まで1時間弱の時間になって、手荷物のセキュリティチェックを済ませて出発ロビーへ行くと
「Mr.Shindo?」と到着直後に係員に声をかけられた。
もしかして出発時間が前倒しになって呼び出し喰らっていたのかと焦りながらYesと答えると
「お前の荷物に弾丸があるからちょっと来てくれ」と地元警察のお兄さんに連行されることになった。
相方さんがついてこようとしたけれども「Mr.Shindoだけでいい」と止められる。
やばい。完全に変なフラグが立った。

とりあえず相方さんと、出発ロビーには先に来ていたひよ子さんに見送られながら、一般客は通れないであろう通路を通って到着ロビー横の警察詰め所まで連れて行かれた。
流石に写真を撮るわけには行かないし、何か不都合があるといけないのでにこやかな対応を心がけていると
「Wacken行ってきたのか?」と警察の兄さん。
そりゃWackenのTシャツ着てるから分かるんだろうけど、やっぱり地元じゃ知名度高いんやねえ。

「お前の荷物に弾丸入ってるだろ?Wackenで買ったの?」
簡単な英語で聞いてきてくれるあたりこの兄さんいい人だ。ガンベルトって向こうじゃBullet Beltって言うんやねえ。
「Wackenのために日本から来たのか?そりゃすごい旅だな」
意訳すれば兄さんからの事情聴取はこんなぐらい。

俺のガンベルトは別口のでかい荷物の受付から運び入れたことと、鍵をかけていない鞄に入れていたので事なきを得たみたいだけれど、今回引っかかったのは相方さんの鍵つき鞄に入れていたガンベルト。
「この鞄に入っているからちょっと出して」と言われたので、相方さんには悪いけれど鞄を開けてガンベルトを取り出して警察に渡す。
どうやら実弾じゃないことを確認したらしいけれど、実弾入ってる拳銃持ってる人に囲まれていたので
「いっそ一発撃っちゃって試したら?」と言いたかったけれども、流石に日独友好の為にそこは我慢した。

何分ぐらいかかっていたのかは分からなかったけれど、無事に警察審査をクリアして出発ロビーに釈放されると、出発便の案内画面の下に「SHINDO」「SHINDO」と何度も繰り返し表示されていた。
まさか、また連行されるか何かか?と思ったところ
IMG_1308.JPG IMG_1310.JPG
「調べ物に協力してくれてありがとうSHINDO」とドイツ語と英語で繰り返し感謝されていた。

ほっとしたのと、こちらがむしろ迷惑をかけたのにこの対応、そして何故か太字で繰り返されるSHINDOの文字に日本人3人で爆笑していると、空港の係員や搭乗待ちのおっさんまでが「SHINDO」を見て笑っていた。
頼むからすぐに忘れてください。ほんと。
IMG_1311.JPG


その後は順調にハンブルクからヘルシンキへ到着し、ヘルシンキでは東京、名古屋、大阪へのそれぞれ出発便が近い時間に近いロビーから出るという日本人ラッシュに巻き込まれたりしながらも無事に出国手続きを済ませて搭乗口へ。
どうやらヴァンター空港は改装中らしく、関空行きの飛行機はタラップからの乗り込みだったのだけれど
この階段の途中でポケットに入れていたデジカメが引っかかっていたのを取り出したのが運の尽きだった。
ついでに乗り込む直前の飛行機の写真をと撮影した直後、見事に手からすっぽ抜けたデジカメ君はタラップから落っこちてお亡くなりになりました。
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この直後に…orz

帰りの飛行機は、ちょうど目の前までは4列だったシートが3列になる場所という、運の悪い後方の席。
しかもその目の前までの席がツアー客で埋まっていたお陰で、こちらが使っているモニタなどに構うことなく某社のツアコンがそこにもたれかかって書類をめくったりしているのが本当にムカついた。
ツアー客と混同されたのか、機内食も選択肢無しだった上にサービスも行きと比べるとかなり適当だった。
急に疲れが押し寄せてきたのを感じながら、やっと到着した関空で蝉の大合唱に迎えられながら今年のWacken行きも終わってしまったのを実感した。

いつ行くことになるかは分からないけれど、また近いうちに行きたい。
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